アオリイカを引き寄せる!フォールの基本と実践法

エギング

こんにちは♪oval squidです。

私なりのアオリイカの知識と初心者程度釣りレベルですが、アオリイカの特性と釣りの成功へと導く方法を解説します。

今回はエギングの肝となる「フォール」について解説したいと思います。

これがエギングを愛される皆様のお役に立てば光栄です。

底取りの重要性

底を取ることは、釣りの基本です。水深を知ることで、釣り方を適切に調整できます。行き慣れたポイントでは、必ずしも底を取る必要はありませんが、基本を押さえておくことが大切です。

底取りの方法

1 オモリまたはメタルジグの使用

潮の影響を受けにくい20g程度のオモリやメタルジグを使います。これをエギが届く範囲にキャストし、着底させてラインの角度を覚えます。色付きラインを使用している場合は、カラーを覚えておくと目安になります。

2 ショートジャークでの確認

ラインを張り、ショートジャークで3回シャクります。その後、ラインを張ったまま着底までの時間を数えます。この動作を沖から手前まで繰り返すことで、水底の形状を把握できます。

3 カウントでの分析

例えば、1回目が5カウントで着底して次も5カウントなら、底が少し浅くなっています。なぜなら距離が近くなるほどシャクった時の上げ幅が大きくなり、着底までの時間が長くなります。極端に浅くなっていればカウントが減り、逆に増えれば手前が深くなっているということです。

4 メタルジグの利点

初めての場所なら軽めのメタルジグを使うことをおすすめします。ヒットする魚からボトムの性質を判断できるからです。例えば、ガシラやアコウが釣れれば岩礁帯、エソやコチ・ヒラメが釣れれば砂地や小石底といった具合です。また、普段ガシラ等が簡単にヒットする場所で反応がなければ、水色や水質の変化が考えられ、アオリイカの活性が低いと判断できます。

5 エギへの切り替え

底取りができたら、エギに替えてキャストします。エギはメタルジグより潮の影響を受けやすいので着底が分かりづらいですが、ラインの角度や色を確認しているので、底取りはわりかし簡単です。エギが底に付くとラインがフッとたるみます。それでも判断が難しい場合は、少しラインを引っ張り再度送り込み、たるんだままなら着底しています。この状態を覚えておきましょう。ただし、潮が変わると着底の感覚も変わるので注意が必要です。

フリーフォールのテクニック

フリーフォールは、エギングにおいて非常に効果的なテクニックです。以下にその方法とポイントをまとめます。

1 フリーフォールの手順

  1. シャクって誘う
  2. まず、エギをシャクってアオリイカを誘います。この動作でエギの動きにアピールを加えます。
  3. ラインにテンションを加えずに落とす
  4. シャクった後、エギをストンと落とします。この時、ラインにはテンションをかけず、自然に落ちるようにします。

2 アタリの判断

  • ラインの変化を観察
    フリーフォール中のアタリは判断しづらいですが、ラインの動きに注目します。以下の2つの変化がアタリのサインです:
    • 加速する:ラインが急に速く沈む場合。
    • 止まる:ラインの動きが一瞬止まる場合。

これらの変化を見逃さないようにしましょう。

3 フリーフォールの適用

  • 当て潮に向いている
    フリーフォールは特に当て潮の状況で効果的です。潮の流れを利用して、エギを自然に沈めることができます。

このテクニックを使うことで、より多くのアタリを捉えることができるでしょう。

カーブフォールのテクニック

カーブフォールは、エギングにおいて非常に効果的で、アタリを感じやすいフォールテクニックです。以下にその方法とポイントをまとめます。

1 カーブフォールの手順

  1. シャクって誘う
  2. まず、エギをシャクってアオリイカを誘います。この動作でエギの動きにアピールを加えます。
  3. ラインのたるみを巻き取り、張った状態でフォール
  4. シャクった後、ラインのたるみを巻き取り、ラインを張った状態でエギをフォールさせます。この方法は比較的使いやすく、アタリを感じやすいです。
  5. 着底までそのまま保持
  6. 誘った後は、ラインを張った状態で再度着底するまでそのままにします。途中で竿先をフラフラさせるのは厳禁です。

2 アタリの判断

  • ラインの変化を観察
    ラインを張っているため、ラインの変化が出やすくなります。以下の変化がアタリのサインです:
    • ラインが張る
    • ラインが走る
    • ラインがフケる
    • ラインがフワフワする

これらの変化があれば、ラインを張り、大きく合わせます。

3 潮の影響

  • 払い潮の利用
    払い潮(離岸していく潮)では、エギが潮を受けて沈下が遅くなります。この特性を利用して、少し強い潮ならエギを漂わせることも可能です。

このカーブフォールのテクニックを活用することで、より多くのアタリを捉えることができるでしょう。

テンションフォールのテクニック

テンションフォールは、エギングにおいてエギの沈下速度をコントロールするためのテクニックです。以下にその方法とポイントをまとめます。

1 テンションフォールの手順

  1. シャクって誘う
  2. まず、エギをシャクってアオリイカを誘います。この動作でエギの動きにアピールを加えます。
  3. ロッドをゆっくり立てる
  4. シャクった後、ロッドをゆっくりと立てることでラインのテンションを調整します。
  5. リールをゆっくり巻く
  6. 同時にリールをゆっくり巻くことで、ラインのテンションをコントロールします。この動作により、エギの沈下が遅くなります。

2 テンションフォールの利点

  • 水深の浅い場所や当て潮に適している
  • テンションフォールは、水深が浅い場所や当て潮の状況で特に効果的です。また、夜の表層引きにも向いています。
  • エギの浮き上がりを防ぐ
  • リールを早く巻くとエギが浮いてしまうため、どの速度までならエギが浮き上がらないかを日中に確認しておくと、奥の手として活用できます。

このテンションフォールのテクニックを使うことで、エギの動きをより細かくコントロールし、魚の反応を引き出すことができるでしょう。

カーブフォールとフリーフォールの複合テクニック

カーブフォールとフリーフォールを組み合わせることで、エギの動きを効果的にコントロールし、アオリイカを誘うことができます。以下にその手順とポイントをまとめます。

1 手順

  1. シャクって誘う
  2. 最初にエギをシャクってアオリイカを誘います。この動作でエギのアピールを強化します。
  3. カーブフォールを行う
  4. シャクった後、カーブフォールをさせます。この時、エギがカーブを描きながら沈むことで、より自然な動きになります。
  5. ラインを張った状態を保つ
  6. カーブフォール中に、約5秒間ラインを張った状態を保ちます。この間、エギの動きに注意を払いましょう。
  7. アタリがない場合はフリーフォール
  8. もしラインに変化がない場合は、ベールを起こしてフリーフォールさせます。これにより、エギの沈下速度が変わり、アオリイカの反応を引き出すことができます。

2 ポイント

  • エギの移動距離に注意
  • カーブフォールを続けると、エギの移動距離が大きくなり、深い場所では手前に寄ってしまうことがあります。遠投したエギが手前に来るのはもったいないと感じる方に特におすすめです。
  • 沈下速度の変化を利用
  • フリーフォールに切り替えることで沈下速度が変わり、その瞬間にアオリイカが抱いてくることもあります。
  • ラインの変化を観察
  • 誘い後のフォール中は、カーブフォールでもフリーフォールでもラインの変化をよく観察することが重要です。アタリを逃さないために、常に注意を払いましょう。

このテクニックを活用することで、エギの動きを多様化し、アオリイカの反応を引き出すことができるでしょう。

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